探して登ろう讃岐の富士T  2014/6/29              善通寺山の会定例山行
  稲積山(いなずみやま)観音寺 江甫草山((つくもやま)観音寺 塩生山(はぶのやま) 詫間町  
稲積山から歩きます。山頂はまだ見えないけど手前の山の形もおむすび型ですね。15名で歩いています。

讃岐平野には、おむすびの形をした小さな山が点在しています。その数は41座もあるそうだ。
それらの山を地図で探して歩いてみようという企画。
 
今日は第一弾!香川県の西から攻めようと、稲積山(407m) 江甫草山(153m)、塩生山(141m)可愛らしい山ばかりです。
里山の良さ再発見になるでしょうか。「香川の里山を制覇する」を掲げて、暑い中出発です。

観音寺高屋神社(稲積山登山口)8:159:20稲積山山頂…展望岩…10:25高屋神社=車移動=
江蒲草山(九十九山)室本登山口
10:4811:15江蒲草山山頂11:3012:00羅漢寺登山口…12:15室本登山口
…有明浜キャンプ場(昼食)
13:00=車移動=宅間町須田塩生山登山口13:40.14:06塩生山山頂14:33
15:05
須田登山口=15:45事務所

高屋神社から歩く。昔の丁石が残っている 樹林帯の登山道は暑さを和らげる
野草は少ない。ウツボグサが2〜3輪開花 オカトラノオもポツリと開花


標高407mの稲積山は、稲の神さんとして古くから親しまれてきている。山頂にある神社からは観音寺市が一望でき、
眼下に2kmにわたる有明浜の海岸線が伸びている。山頂は、270段の急な幅広い石段が続く。
その中段には、ゆるぎ石とよばれ、指で押しても動くが落ちない岩がどっしりと座っている。
天候に恵まれると石鎚山まで望むことができる絶好のスポットである。  (観音寺市ホームページより)


ナツハゼの実 カナメモチの実
ホシミスジ イチモンジチョウ


ヤマモモの実が落ちて  高木だったので味見が出来ない。


高屋神社上宮の境内にはサカキのタ大木が花をつけていた。





高屋神社上宮でお参り後、寛ぐ仲間


記念撮影


荘内半島の見える岩場による。残念ながら霞んでいてその風景は見れなかった


岩場で順番待ち


上がってきた階段を下って下山です。


時折吹く風が気持ちいい〜〜天然の風は最高でした。



これぞまさに「おむすび山」次歩く江甫草山です。登山口はすぐそこ〜1時間10分の歩きでした。


江甫草山(九十九山)  高屋神社から車で江甫草山の登山口がある有明浜キャンプ場に移動
有明浜キャンプ場から見る江甫草山は採掘の後が痛々しい。
讃岐七富士の一つで有明富士と呼ばれている。海岸にあって藻が着くので「つくも山」との説がある。


有明浜を(眺めてから登山口に向かいます 真新しい登山口の標識  出発です。
標高153mの山なのに小刻みに標高表示(#^.^#)  登山道は意外と急。ロープが張ってあった。





展望所から眺める稲積山





富士山登山経験のサブリーダー「ここから空気が薄くななって苦しくなります〜」のジョークが出た(#^.^#)
標高約100m地点です。







下山です ほとんど樹林帯


下山は室本方面へ


数少ない展望所から室本を眺める


中腹にはミニ八十八箇所巡りがある。
弘法大使像と対になっている。赤いエプロンが里山に似合っていた(#^.^#)


もうすぐ里です


意外や意外〜アザミがロープで囲まれアザミ保護地の看板があった。 毛が多いのでケショウアザミ。



稲積山を眺めながら下山


室本の七宝山蓮光院羅漢寺に下りてきました。 背景の山は江甫草山。


有明浜まで戻って昼食&休憩〜 海岸から江甫草山(左) 稲積山(右)を眺める〜 ハマゴウが群生でした。
讃岐七富士の一座制覇です(#^.^#)

別名の九十九山と呼ばれるのは(地元の方はほとんど九十九山の方を使われてるようだ)
願いが九十九かなえられるという伝承があるから (みどり百選より)



讃岐平野は四国の北東部に位置し、北の瀬戸内海と南の讃岐山脈に挟まれた東西に伸びる細長い平野ですが、
この平野にポコンと顔を出したオムスビ山と呼ばれる、ほとんど円錐形に近い形をしたビュートという山々が多く見られます。
これらの中でも、特に富士山に似た形をして姿の優れている七つの山が、讃岐七富士と古くから呼ばれています。

讃岐平野は、今から約1400〜1100万年前の火山活動で溶岩に覆われたと考えられています。
そのときできた溶岩台地はその後雨水や風で侵食されていきましたが、岩質の違いの重なり方が、
オムスビ型の山をつくった主な原因であると考えられています。つまり、山頂部は浸食作用に強い「安山岩」、
その下の低山部は浸食作用に弱い「花崗岩」でできていたため、花崗岩の部分が崩れ、
侵食されにくい安山岩に覆われた上部だけが小高い丘として残ったと考えられています。
その証拠に、これらの山の山頂には安山岩の柱状摂理を見ることができます。
これは火山岩が冷却や圧縮を受けてできた柱状の割れ目です。

その後河川の堆積作用によってできた沖積平野が讃岐平野で、
平野が広がるにつれ島であったところが陸続きになり、山となったと考えられています。(讃岐の風土記より)


塩生山(はぶのやま) 詫間町に車で移動



登山口や駐車場は経験豊富なリーダーのお蔭で、ロスタイムなし移動です


里山は地元の方の憩いの場。ベンチがたくさんあるふれあい広場に出た。


樹林帯の登山道は3座とも共通


地元の人たちを感じる光景〜子供から著名人の句が飾られている
仲間の一人がスラスラ一句詠んだ(#^.^#)すごい!


頂上までの階段はきつかった



もうすぐ山頂での一息  多度津方面


山頂つきました。


ベンチに座って紫雲出山を眺める


手に持ってるものは?柑橘類の味見です(#^.^#) ベンチの下にはボックスが・・・塩生山情報が入っていた


山頂にあった資料より
緑成す小さな里山ではあるが、山の名が示す通り、瀬戸内の塩の産地として、讃岐を代表する歴史を持っている。
山体は花崗岩によって構成されているが、頂上付近にはかつての瀬戸内火山の名を残す安山岩の露頭も見られ
超ミニのビュート地形をなしている。
山の名の由来については江戸期、丸亀藩の直営塩田が造成され時に命名されたという。
塩の歴史と深くかかわわる山名の由来は詫間さんの塩にある。三野津湾に注ぐ高瀬川左岸の道、
奥祖谷に通じる四国を代表する交易路、「塩の道」がこの山すそ、須田から始まったことを知る人は少ない。
「塩田は坂出」と思っている人は多い。それは明治以降の近代史での話である。  





全員が笑顔〜〜カメラマンの秘策あり(#^.^#) ナイスショットですね!


背景は粟島。どのルートを下ろうか?地図を見て検討中の首脳陣
たっぷり休憩、里山歩きならではの、のどかな時間を過ごして下山です。



こちらのルートも整備されています 竹林通過中






塩生山のおむすび山の姿を見ようと海岸まで歩いてると土葬のお墓があった。 浜辺ではチビッ子が泳いでいた。


塩生山はこんな形


帰り道の車道から〜〜塩生山   

香川人ではない私ですが、資料にあった言葉「郷土の歴史を秘めた山」に惹かれ、
歴史の苦手な私だけど、この後の山行も歩いてみたくなった。
でも暑さのせい?三座が限界かなぁ〜意外と疲れました。アイスクリームタイムが良かったですね(#^.^#)

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