陣ヶ森〜皿ヶ嶺 東温アルプスプチ縦走 (標高1207m〜1270m) 愛媛県 2014/4/27 善通寺山の会定例山行
今日の仲間 花散策しながら和気藹々で歩いています。 上林峠で休憩中


東温アルプスは皿ヶ嶺連邦県立自然公園の中で、東の石墨山から西の皿ヶ嶺までを含む縦走路です。
私たちは、アルプスという名に惹かれて陣ヶ森までのプチ縦走の計画を立てた。
日本アルプスは花の名山が多い。同じく東温アルプス皿ヶ嶺も山野草の宝庫だ〜
山野草が咲き乱れる時期には少し早いけど、花散策も楽しむ仲間8人が集まった。晴れて良かった〜(#^.^#)



事務所6;00ー川内ICー7:50水の元登山口8:15ー上林峠9:35ー陣ヶ森山頂10:00ー上林峠ー竜神平11:10ー
11:40皿ヶ嶺山頂(昼食)12.00ー十字峠ー風穴分岐12;35ー風穴13:03ー13:27水の元登山口13:45ー15:40事務所

咲いてる〜〜 可愛らしいイチリンソウに出会った。


ヤマエンゴサクも多い〜〜(山延胡索)  花の下の苞葉に切れ込みがある

名の由来;鎮痛作用のある生薬である「延胡索」に近縁なのでその名を借りたという


スミレたちが旬でした〜〜  タチツボスミレ (立坪菫)

名の由来:坪は庭や道端の意味で身近で見られるという意味。旬を過ぎると茎が立ち上がるので立


エイザンスミレ (叡山菫)

名の由来:叡山(京都と滋賀県の県境の山)に咲くスミレという意味  叡山で多く咲くのかも


ヒナスミレ(雛菫)   
名の由来:雛は小さくて可愛いの意味。

スミレの由来:花の距の部分が大工さんの使う墨入れ(墨壺)に似ているところから付けられた名。
元はスミイレと呼ばれていた。スミイレが訛ってスミレになったといわれている。

ヒナスミレ ナガバノスミレサイシン(長葉の菫細辛)

ナガバノスミレサイシンの名の由来:
ウスバサイシンの葉によく似ていることから。
サイシンとは中国で根が細く辛いということから細辛(さいしん)といわれます。でもこのスミレの根は辛くないらしい


シコクスミレ(四国菫) 群生〜  四国で初めて発見されたのでこの名


ワチガイソウ(輪違草)  赤い葯が可愛いですね〜 葉はシコクスミレ

名の由来:盆栽の無名の印として、「輪違い」の記号をつけたのが名前と間違えて名付けられた・ 

 
ワチガイソウ


ユリワサビ(百合山葵)

名の由来:根がわさびの風味がありユリの根に似ているから

ワサビ


東温アルプス、プチ体験できました〜 鉄塔のある山頂。 展望は少し〜
風が強かった。 コタチツボスミレ、シハイスミレに出会ったけどボケた〜(=_=)   

上林峠からの階段はきつかった!先頭を歩く80歳のMさんのペースに脱帽〜元気すぎ!


皿ヶ嶺ならではのベンチのある風景〜〜(#^.^#) 長い階段歩きを忘れる、なだらかな登山道が竜神平まで続く。


嬉しい出会い〜皿ヶ嶺ではお初ホソバノアマナ(細葉甘菜) 一輪開花でした〜 シコクカッコソウ(四国郭公草)

名の由来:アマナは地下に有る鱗茎が、食べると甘いから。
      :カッコソウは 野鳥のカッコが鳴く頃に咲くから。


ヤマブキソウが数輪開花でした〜ラッキー!

名の由来:ヤマブキの花に似てるから。 キンポウゲ科 毒草


サイコクサバノオ  蕾のように見えますが開花でもこんな感じ〜 群生でした(#^.^#)

名の由来:花の終わった実の形が鯖の尾びれに似てるから


  
ミヤマエンレイソウ  淡紅色を帯びるものはムラサキエンレイソウ(品種レベル)  (延齢草)

名の由来:生薬名からきているという説とアイヌ語の「エマウリ」に由来するという説がある


竜神平です〜山は冬不枯れの風景〜


皿ヶ嶺のシンボル、愛大小屋 戸が開いていて使えます 竜神平にトイレあり


クロフネサイシン(黒船細苦)

名の由来:根を乾燥したものを漢方薬で細辛(細くて辛い根の意)いうことから。黒船は不明らしい



ショウジョウバカマ(猩々袴)

名の由来:紅色の花を能楽で使う能装束の空想上の「猩々」(オランウータンの意味もある)赤い頭の毛と見立て、
       花の下の葉を袴と考えたもの。 ほかの説もあるようだ


アワコバイモ(阿波小貝母)

名の由来:鱗茎(地下の球根)が半分に割れ中から新しい球根が生える。
       その際の外側の球根が貝の殻に見えるのが由来。中国の物より小さいので小がついた。


竜神平から山頂への登山道はブナが多い。  芽吹きが始まって若葉の時期にはいい光景です。今は冬枯れ〜


ブナの間からの風景  皿ヶ嶺は森の山です。展望は少し(#^.^#)
名の由来:語源は不明。役に立たない木として、木へんに無でブナと読ませた。別名で、ソバの名があるのは、
実が蕎麦の実に似ているため。ブナ林に風が通り抜ける時「ブーン」と鳴るのでブナ〜いろんな説があるようです


山頂(#^.^#)  私のお昼は定番のカップラーメン〜 登山の会の団体や学生が次々やってくるので早々に下る。


新道? 急な下りを経て表通りに〜〜(#^.^#)


手前の大きな葉はバイケイソウ 奥の群生は今日一番たくさん咲いてたハシリドコロ(有毒) 皿ヶ嶺の定番の光景

名の由来:バイケイソウ(梅尅吹j 花がウメ、葉がケイランに似てるから
ハシリドコロ(走野老) 食べると、中毒の初期に幻覚が生じて走り回るから。量が多 いと呼吸困難から死に至る


ハルトラノオ(春虎ノ尾)

名の由来:春早く虎の尾のような花穂を出すから


ヒトリシズカ(一人静)

名の由来:草姿を源義経が寵愛した静御前が一人で舞っている姿に見立て命名。


コガネネコノメソウ(小金猫目草)

名の由来:花の色が黄金色で「ネコノメソウ」は、果実が出来ると2つに裂けて種が見え、
       それが猫の細い瞳孔のように見えるところから



シロバナネコノメソウ(白花猫目草)


ミツバテンナンショウ(三葉天南星) ジロボウエンゴサク? ヒメエンゴサクのようだ!

名の由来:天南星は中国で夜空に広がる星の 意味をあらわし、葉の広がる様子をたとえたもの



写真、野草に興味ある方います〜ハシリドコロを撮影中の仲間(#^.^#)


イチリンソウの蕾が可愛かったのでパチリ! 皿ヶ嶺のイチリンソウは花弁の裏側がピンク(#^.^#)




風穴に着きました〜冷気はほとんどなかったけど、風穴には雪が残っていた。  休憩中の仲間


ヤマルリソウ(山瑠璃草) イチリンソウ(一輪草)
ハシリドコロ(走野老) ブナの実生


 早春の柔らかい日差しと心地よい風と
 咲き始めたばかりの可愛らしい花たちとの出会い〜
 最年長80歳のサブリーダーMさんの歳を感じさせない
 リズムのいいリードで楽しい山行になりました。

 野草に興味あるMさんは40種類もメモしてる〜
 要所要所で地図とコンパスを出し読図のYさん〜
 サポートのベテランさん〜
 そんな光景を優しく見守る仲間たち〜(#^.^#)
 
 そんな仲間に助けられ、今日の山行は無事終わった。
 皆さん本当にありがとうございました。
                             
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